決断した理由⑤
勿論相談する人はいませんでした。
師匠に師匠の寿命の話は何度か話してみましたが、それが師匠の記憶に残る事はなく、
師匠は、自分が死んでから、
私が行者になりたい時になれる様に手配をしていました。
けど、目の前でみるみる弱っていく師匠を見て、私は自分で決断をしました。
ずっと病で、思う様に恋愛ができず、女の幸せというのは、私にとって最高に望むものです。
でも、師匠の命も延びて欲しかったんです。
私が一番望む幸せと、師匠の寿命、私は師匠を選びました。
これが、私が行者として一線を越えた本当の理由です。
私の事を知る人は、私がどうして、こんなに行者である事を、重みに思うのか、分からなかったと思います。
なった理由がこれだからです。
あと、行者ならではのアレコレと(笑)
私としては全く笑えません(笑)
けれど、私は信じているんです♪
厳しい行者街道、心の支えになってくれる方と、きっと神様はご縁を結んでくれると♪
間違いなく、私はその方が心強くなると思いますし(笑)一人は嫌です(笑)
ある方は、こう言ってくれました
「それはお試しだったのだと思いますよ。それ位の心をくくった覚悟を持って、
それでもこの道に来るかってね、」
ちなみにS医師だけには相談しました。両親に内緒で行者になる事を、どう思うか。
S医師は、個人的に答えてくれました。
「なればいいと思います。」
私は今、全く後悔はありません。
行者になる決心を師匠に話した1週間後、師匠のガンは医者がこんなの見たこと無いという程、消えたのです。
けど(笑)たま~に、私は行者になってなかったら、、、と想像する事はあります(笑)
写真は↓行者街道を行く私(笑)がんばれ~!(笑)
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決断した理由④
師匠は私に行者になれと言った事はありません(笑)
師匠は私が正式な弟子になる事を、望んでいるのは私は分かっていましたが、
私に強制や命令をした事は一度もなかったです。
いつか、あの人が言ったからと、あの人のせいにしたりする事は、 人のせいにするのは、逃げ場です。 」
私の師匠は大事な場面で強制や、命令をした事がないのは、
本当、賢い師匠だなぁと、、、
人を育てるって事を、自分の身に起きている事ながら、感心してしまいます。

決断した理由③
それから一年たち、二年たち、
師匠の末期がんが発覚しました。とても珍しいタイプのガンでした。
手の施しようは無く、
余命は短くて三ヶ月、長くて、一年もつか、でした。
私は師匠に出会ってから、すぐこう言われました。
「私は貴方より先に死ぬ。いつまでも守れないから、貴方は私が居なくなっても、
一人でちゃんと出来る人になりなさい」
年齢差からくるいつかの別れについて、最初から私達はずいぶんと話あっていたのです。
それは師匠が、師匠の師匠がいきなり死んで路頭に迷った経験があったからです。
私にはその想いはさせまいと、師匠は一生懸命、私がそうならない様にしてくれました。
私が名前をつけたら、師匠の寿命は延びる、、、それは正式に行者になるという事です。
神様と契約するという事、もう越えれば、戻れない一線です。
私は、なんとなく察知する母親に言われていました。
「結婚してからは好きにしていいけど、それまでは行者とかなったら嫌、変に思われてしまう」
親としては当然だと思います。
けれど師匠の容態はみるみる悪くなり、もうこれでもかと言わんばかりに下血に貧血
私と同じ速度では歩けなくなっていきました。
つづく
写真は入院している病院で、師匠と私↓

決断した理由②
伊勢神宮へ行く時に、またその、神様の言葉について私は話しました。
私 「命にかかわる事だから、早くに伊勢に行けて良かったですねぇ」
師匠 「は?何の事???」
私 「え!?昨日話したじゃないですか、名前をつけよって、命をながらえてやるって、」
師匠 「えぇ!?へ?何の事???」 キョトン顔師匠(笑)
と全く、師匠はあれだけ話込んだ、半日話した事を覚えていないのです。
キツネにつままれた様な気分とはこの事ですが(笑)
本当に今でも不思議です。
私はあの半日誰と話をしていたのか、、、、(謎)記憶が消えたのか?(謎)
私と話してたの誰?(笑)
けれど、寿命の話だから、記憶は消されたのかもしれないと、それ以上は私は話しませんでした。
延びる年数を私は聞いていたからです。
師匠は伊勢に行くのは、神様が来いと言った理由だけだと思っていました。
伊勢神宮の呼ばれた所へ行くと師匠は言いました。
師匠 「おぉ・・・神様がお前が何かしようとする時、力になってくれると言っている」
私 「ありがたいです♪」
この日は、楽しくおかげ横丁も散策して(笑)楽しく過ごしました♪
私は、やはり、名前をつけよというのは、ずっと未来の事だろうとこの時思っていました。
つづく
写真は師匠↓亀仙人にソックリとよく言われました(笑)

決断した理由①
竜馬伝を見てます。今日はかおさんという方が、兄の命と引き換えに、
竜馬との恋をあきらめるという話でした。
私にもそんな事がありました。それを書きたいと思います。
師匠と出会って一ヶ月程してから、
「名前をつけよ、そうすれば(師匠の)命をながらえてやる」
誰っ!?って感じですが(笑)、神様が私に話し掛けました。
私はそれを、師匠には話さず、ずっと未来、私がいずれ結婚して、ずっと先に
師匠が弱った時、私が名前をつければ、師匠の寿命が延びるんだと思っていました。
それから、すぐに師匠が
「伊勢神宮の神様がなぜか、来いと言っている、近い内に行こう」と私に言いました。
理由はわからないと、
私はすぐに、神様が私に話し掛けた事を言いました。
師匠は驚き、半日かけて、この事について話し合い、もう二日後には、
新幹線で伊勢神宮に行く事にしました。
つづく
写真は師匠↓師匠の前のお弟子さんの最後の言葉は
「おっしょうさん、お陰で楽しかった。ありがとう」
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